休む間もなく、もう一度橋を渡ってスメタナ博物館へ。
ワンフロアのこじんまりした博物館だ。
博物館スタッフは年配のご婦人ばかりで、
みなさん共産時代の名残か、
よく言えばたくましく、悪く言えば客商売の感覚はゼロ。
ドイツから来た青年が、受付で借りたドイツ語のパンフを
立ったまま読んでたら、「Sit down!」と
怒られるように椅子を勧められていた。
ここのメインアトラクションは、この譜面台。
指揮台から指揮棒で遠隔操作すると、
置いてある譜面の曲が大音量で流れ出す。
ドイツ人の青年に使い方を教える職員のオバサマ。
そして曲が流れると、曲に合わせて大声で歌いだす。
チェコのおばちゃん面白すぎ。
モルダウ川を見ながら聴くモルダウもオツである。
スメタナも6年間ここに住んでたんだって。
スメタナの子孫が繁栄してるの図。
間髪入れず旧市街広場に戻り、旧市庁舎のガイドツアーに参加。
スタート地点では、天文時計を内側から見れる。
ちょうど2時なので、小窓が開いて人形が回っている。
今ごろ外は大歓声だろう。
豪華な旧市議会議員ホール。
天井の鎖は17世紀、夜間に通りを閉鎖していたもの。
天井のパネルは、16世紀のルネサンス絵画。
時代によって変わるプラハの紋章。
壁に残る15世紀のフレスコ画は、画力が微妙・・・
隣の「1分の家」の壁は、黒の漆喰に白を重ねて
白を削り取る「だまし絵」になっている。
ツアーの後半は、ほぼ地下探検。
昔はここが地上だったそうで、昔の路地や家の玄関がある。
外に出るとちょうど3時で、
天文時計を見る人が殺到していた。
この異様な人混みのほうが、見ごたえあるわ・・・。